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育休明けからリーダーへ(4歳女の子のママ) Part3

住宅関連企業の人事部で採用・社内研修やダイバーシティ推進に携わっていらっしゃる坂本ゆかりさん。
4歳の女の子を育てるママでもあります。
10年以上勤めた会社での産休・育休取得から、復職、初めての配置転換、チームリーダーという役割を担う現在までの道のりを語っていただきました。

 

>育休明けからリーダーへ(4歳女の子のママ)①はこちら
>育休明けからリーダーへ(4歳女の子のママ)②はこちら

 

 

■時短のリーダー

 

-配置転換と同時にリーダーになられて1年以上経ちますがいかがですか?

ようやくリーダーという仕事に慣れてきました。

 

-チームには何名いらっしゃるんでしょうか?

入社3年目の社員が2名と、2年目が1名と育休復職した1名の計4名。そのうち男性は1名です。若いメンバーですが、ジェネレーションギャップとか、すごく年が離れているからやりにくいと思ったことはないし、皆が本当に優秀なんです。

時短の私に配慮もしてくれて感謝でいっぱいです。

 

-リーダーが大変だと感じるときは?

4人の性格がバラバラすぎて、同じことを言っても伝わる伝わらないの違いをひしひしと感じています。自分で考えて、納得いくまでやりたい人とか、きっちりやってくれるタイプで、細かく指示を出した方が良い人とか。

最初、同じような感じで伝えていたんですけど、反応が違いすぎて、私の方が変えないとダメだなって。

 

-リーダーとして、1対1でしっかり関わっていらっしゃいますね。

チームといえど、個性なので。リーダーをしながらも時短の状態ですが、「時短のリーダー」って、そんなにダメじゃないと思っています。フルタイムでリーダーになっていたら、もっと自分でやっていたと思うんですよ。出張や企画も全部自分で。

出産前の私は完全に自分でやるタイプでした。周りに迷惑かけたくないっていうのもあるので。「やっておいて」とか人に言わないタイプでした。

そうすると、後輩にはサポート役になってもらっていたと思います。

今は、信じて任せるというか、私の場合は時短であるがゆえに、信じて任せざるをえない状況が無理やり作られたので、自動的にリーダーっぽくなれたのかもしれません。

現場もしながらですが、少しマネジメント寄りに勝手になれました。時間の制約があるから、任せるしかないので。

そういう意味では時短も良いな、と思っています。

 

勤務時間が短いっていうのは、プレイすることが物理的にできなくなるし、残業もあまりできないので「任せた!あとは報告してね。」と言うしかなくて。そうすることでチームとして成果が上がるし、私自身が後輩を信頼することができます。

 

自分がやって、自分の成果で「すべて自分がやりました」ではまかりならなくて。その代わり、任せることで「皆が頑張って目標を達成できました」って言えた方が良いし、チームの方ができる内容が大きいです。

 

それは、フルタイムでは気づけなかったことです。

 

チームの皆さんとのお写真。「おかあさん」のような存在の坂本さんへ「母の日」に花束をくださったそうです。

 

■休んでも困らない体制づくりの工夫

 

-復職されてからすぐそういう方向に転換されたのでしょうか?

ダイバーシティについて勉強していたからかもしれないですが、頑張ろうと思いすぎると、かえって迷惑になるかもしれないから「やりすぎちゃダメだ」と思って復職しました。書類を共有して誰でも見れるようにするとか、工夫をして、休んでも困らない体制を作ろうとか、そういう発想から入ったので「なんでもやります!」とは言わないようにしました。

逆に「できません!」も言いませんでしたけど。自らあれもこれもできますとかは、言わないようにしました

 

-時短で申し訳ないからやりますと言ってしまいそうですが・・。

時間が物理的に少ない、いつ休むかわからない、ということは言うようにしていました。そういう土壌を先に作ることから始めました。私がいなくても仕事が回るように。サブ担当の仕組みとか。サブ担当つけてもらうのと同時に、私もたくさんサブ担当をもらいました。

 

-ご自分のできることの幅を広げられたんですね。

そうですね。そうしないと周囲も納得しないかなって。実際に話した訳じゃないんですけど、私の中で考えました。私が持っている仕事ばかりを他の人が振り分けられたら嫌だろうなって。だから、何かできるものを貰いますって。

土壌がなければ、作らないとダメだって思っています。

 

■旦那さんが家事育児を手伝ってくれないとか…

 

-お立場上、子育て中の方に相談されることが多いかと思いますが、どんな風に関わっていらっしゃいますか?

すごく深刻に思っていることが、本当に深刻なのかなっていう風に、考えが変わるような話をすることが多いですね。例えば「旦那さんが家事育児をあまり手伝ってくれない」とか。そのへんは私も経験をしているので、例を出してあげたり、工夫の仕方を話したり、ちょっと気を楽にしてあげたいと思っています。

 

また、出張ができないとか、宿泊ができないとか、仕事をしたい気持ちと、制約があることに悩んでいる人もとても多いです。制約がある人については、上司にどうやって伝えるか、みたいなことを話します。例えば「できない」だけを伝えず「できること」を多く伝えてから、できない部分を示すようにする、などです。

出張ができないとか、何ができないとか、できないずくしだったら上司も困るでしょう。 じゃあ「何ができます」っていうことを言ってみたら、と伝えています。「出張はできないけど、ここならできます」とかバランスをとって。

出張できません、残業できません、何もかもできませんだったら、仕事の与えられ方も質が下がってきます。自分も仕事が好きなのであれば、ここができますということを、もっとたくさん言って、そっちの仕事をたくさん与えてもらうように自分で持っていかないと、とか。

どうしても伝わらない時は、「私が上司に言うよ」って励ましているんですが、まずは、自分の言葉で話してみようって伝えます。

 

 -そのアドバイスで変化はありましたか?

上司と話したとか、出張減らしてもらったとか話は聞きます。どこまで伝えたら良いか、ということに悩みますね。できませんとはっきり言える人と、言えないけど頑張り屋さんという人がいて、頑張り屋さんの方が多分苦しんでいるんだろうなと思っています。

実は大変だけど「できない」と言えない人たちを、どうやって仕事の中身濃く、かつ、できないことはできないと断れるようにするかが課題ですね。

 

 

■不満を言うか、我慢するかの二択

 

-環境を自分で作っていくことについてアドバイスをお願いします。

現状が満足ではない場合、作らなかったら「不満を言う」か「自分が我慢する」かの二択しかないんです。

できることから少しでも自分が笑顔で過ごせるように作っていくしかない。

私は人事で作れる部署だからって言われると、そうかもしれないけど、「自分が我慢すればいいや」っていうところからは抜け出してほしい。変えられるところから変えてほしいと思っています。

 

-お話をうかがっていると、いろいろなことに挑戦もされているし、それが上手く回っている印象を受けます。そのモチベーションの種とは?

私自身が時間の、人生の貧乏性で。時間がある限り充実させたい気持ちがすごくあるんですよね。やるからには充実させたいって。負けず嫌いとかじゃないんですけど納得したい。

 

-やると決めるときに迷いは?

迷いはないですね。ぽっと浮かんで、ぽっとやると決めて。

 

-やろうと思って見送ったことありますか?

やりたい趣味で横に置いたことはあります。子供のためですけど。

ダンスをしていたので、ダンスの発表会に出ることを出産してからやめていましたね。家庭に迷惑かかるかなと思って。月3回くらい日曜日に家を空けることになるので。

でも子供が4歳になって理解してきたり、主人も後押ししてくれたので今年は子供と一緒に出ました。

 

-子供さんと一緒に出られていかがでしたか?

素直に嬉しかったです。子供が「楽しかった」と言ってくれたので。

 

 娘さんと一緒にダンスの発表会に出たときのお写真。お二人とも楽しそう♪

 

■「ママいつも忙しいね、えらいねー」って

 

-お子様から学ぶことはありますか?

娘は今、“相手の気持ちを考えて”というフレーズが好きなんです。保育園の先生や私が「○○ちゃんはどんな気持ち?」という質問をすることで自然と身についてきました。私が「今こうして欲しいな」って言ったら考えてくれる。本人にとって少しやりたくないこと(例えば早く寝ることなど)でも「ママの気持ち考えたら、ここでウンって言う」って言ってくるんです。

もちろん、いつもではありませんが。娘の方がよっぽど大人ですね。「ママいつも忙しいね、えらいねー」って褒めてくれたり

労ってくれます。

子供の成長に伴って、家族の理解が増えました。主人も保育園のお迎えやその後の育児ができるようになってきましたし。

 

復職してから3年、山あり谷ありでしたが、今は仕事も家族との関係も落ち着いてきたと感じています。

 

<育休明けからリーダーへ(4歳女の子のママ)終わり>

※坂本ゆかりさんのインタっビューは今回が最終回です。インタビューへご協力いただき有難うございました!

Part1・Part2を見逃した!という方はこちら↓↓

>育休明けからリーダーへ(4歳女の子のママ)①はこちら
>育休明けからリーダーへ(4歳女の子のママ)②はこちら

 

坂本ゆかりさんのブログ「あさ5時に、ちょっとだけ」

子持ちのワーキングママが、朝5時台にちょっとだけ汚部屋改善に取り組むブログ。
所要時間と気付きの格言(?)つき!

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