働く女性たちへ 上質な今日をつくろう! CLASS(クラス)

働く女性たちへ上質な今日をつくろう!

“誰か”を思い遣る気持ちを原動力に Part2

教育機関や企業で講演や研修の講師として活躍されている鳥居佳子さん。

キャリアトランプの認定講師として、人材育成にも携わっていらっしゃいます。

3人のお子さまが独立・ご結婚され、これまでの家庭との両立から「両立」の形が変わりつつある現在です。

これまでを振り返りつつ、今の気持ちや今後のことをお話いただきました。

>“誰か”を思い遣る気持ちを原動力に  Part1

 

 

■質のいい講演提供へのこだわり

-今の講演スタイルの仕事に就かれたのはいつ頃ですか?

 

2003年から高校生のキャリア支援の仕事に就き、その後、現場で講演実施が増えてきて、2013年以降は講演や授業講師、研修トレーナーのお仕事がメインになってきました。

 

その講演するきっかけは、高校のキャリア支援の中で講演の依頼要望を頂くことが多くなったことです。所属していた会社も「やっていないこと」を「やる」に変えていく時で、手探り状態の中、私からもいろいろ提案させていただきました。

 

どうすれば高校生に良いものを提供できるかを考えると、ただ「やればいい」というものではないので現場課題をしっかりと伝えて、より良いものにつなげたいと思っていました。

 

「キャリア支援は会議室でするんじゃない!現場でやるんだ!!」みたいな、とある映画の名ゼリフのような、熱い思いでした(笑)

 

そうやって講演を通じて生徒や先生が取り組んでいく姿を見ることで、キャリア支援の大切さや伝えることの面白さ、「自らを考える場」を提供することにやりがいを感じて、その後、専任講師という形で仕事を変えていきました。

 

 

講演の実績や評価がリピートや新たなご依頼につながっていき、自分自身もやりがいを感じましたし、ひいては会社の信用度につながると思います。

 

■子育ての終了を迎えて

-最近は、お子さんたちのことが一段落されて、先のことが見えなくなっているとうかがいましたが?

はい、3人の子供たちが昨年、半年の間にあっという間に巣立ちました。子育て終了という私にとっては大きな『転機』でした。

 

2つ違いの大学院の息子と大学生の娘が同時に卒業して、関東に就職し、上の娘が10月に結婚してそれぞれが家をから巣立っていきました。

 

 

その頃、そのような感じでしたね。今は、抜け出したかもしれません。

 

ちょっと難しい話かもしれませんが、キャリア理論で米国のブリッジズ氏が「トランジション」について、「何かが終わる」「ニュートラルゾーン」「何かが始まる」という、3段階があるとしているのですが、まさに、その「何かが終わる」「ニュートラルゾーン」ってこのことか~!と思ったのが、秋に娘が嫁いでいった時でした。

 

でも、その「なにかが終わる」とか「ニュートラルゾーン」に“今います“ということが明確にわかるのではなく、あとで振り返ればそうだったのかなと思うのですね。

 

なんだか、何も次のことが考えられない状態になっていて、気が抜けた感があり、

 

例えば、”何かをしたい“とか、”次、こうしよう“とか、考えられないというか、考えようとしていない自分に気がつく感じでしたね。

 

でも、無理に、“何かしよう”って考えなくて、なんとなく漂っていたように思います。

 

何もしようと思わないので、家で過ごしたり、自分からではなく「誘われたら出かける」、というような受動的に過ごしていました。

 

ただ、なんとなく漂うようにその時を過ごしていくうちに、年度末のキャリアトランプ感謝会や新年開け早々の認定校の開校の準備に取り掛かることになり、「何かが始まる」段階に入れたのだと思います。

 

■新しい“誰かのため”

-そこに新しい“誰かのため”が見つかったのかもしれませんね。

 

確かにそうですね。「これだ!」が見つかったのですね。

 

「これからは自分のために何かをしよう」というのもいいかなって思っていたのですが、結局、“誰かのため”に動こうとしていますね。

 

 

まさに、自分も体験しましたが、様々な『転機』を迎えた人たちのサポートもしていきたいと思います。また、私が、家族の病気と家庭と仕事の両立で経験したことを生かしていきたいとも考えています。女性が乗り越えていくライフイベントに寄り添うようにサポートしていきたいです。

 

キャリア支援していくことで、その方が次の一歩を踏み出せることにつながっていって、それが“自分のため”(喜び)に繋がっている気がします。

 

■キャリア支援する人を応援する

-“誰かのため”の今後の活動を教えていただけますか? 

 

今年からは「キャリア支援を応援する」側に立ちたいと考えています。

 

私の活動の一つに「キャリアトランプ」があります。

 

キャリアトランプセミナーを開催したり、キャリアトランプのファシリテーター資格認定をしていく「キャリアトランプ®認定校 Attractive ONE校」を開校致しました。認定講師1期生のメンバーで運営しています。

 

これからのことにどのような選択と決断をしていけばよいのか悩んでいる方が、自分が何を大切にしているのかがわかって前向きな気持ちになっていくことや、そういう方たちのキャリア支援をする方のお役に立つことを目指しています。

 

全国にたくさんいらっしゃるキャリアトランプ®ファシリテーターの方々のサポートもしていきたいと考えています。

 

そして、活動されているキャリアトランプの認定講師の先生方の力になりたいとも考えていますね。

 

関西の旗艦校として、ファシリテーターの方たちの練習や勉強の場を作り、何でも相談できる場所にしたいと思います。

 

それが1期生として悩みながらも学び深く歩んできた強みでもあるからです。

 

-今後に向けて取り組まれていることはありますか?

 

キャリアトランプの認定校のセミナー実施以外の面で言いますと、ブログやFacebookでの発信をしっかりやっていこうと思っています。

 

発信することが、あまり得意でなくて、今までは、“どのように投稿しようか”や、“どんな内容にしようか”などと思案して投稿に時間がかかっていたのですが、今は頻度を増やして“伝えたいことを素直に”発信する練習をしています。

 

他に、「男女脳差理解によるダイバーシティコミュニケーションインストラクター」の資格を取得しているのですが、この男女脳差のセミナーは、特に受講生の方の反応が面白いんですよ。

 

理論だけじゃなくて、普段の「あるある」話をたくさん事例として組み込みながら行っていくので、すごい納得感があって反響が大きいんです。

 

企業研修では、「企業内コミュニケーションの活性」とか、「若年層の離職を減らそう!」という名目で実施するのですが、受講生の方は「帰ったら、妻(夫)との会話を変えてみる」等、ご自身のことに置き換えて持ち帰られる方がほとんどですね。職場もご家庭も円満になれば何よりだと思います。

 

こういった受講生の納得度、満足度が高いセミナーも、キャリアトランプとコラボさせて、企業向けにも、一般向けにもどんどん認定校で実施していきたいですね。

 

-それも新たなチャレンジですね。

 

はい、そうですね。

 

個人の方々のキャリア支援をするためにも、『キャリア支援する人を応援する』これからの活動を通じて拡がっていく人とのつながりを大切にしていきたいです。

 

 

鳥居佳子さんが校長をされているキャリアトランプ認定校Attractive ONE 

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